▼izkdic / Vorhandensein | No.256 (★×23)[ URL ]
 → [ Vorhandenseinトレース版はこちら ]

 本合作の元凶の1人にして、相変わらずswf以外の裏方担当なizkdicです(何

 今作はとりあえず複雑すぎる経緯をたどった作品です。それについては次で述べるので、
 まずは楽曲について軽く。ちょむPのミクリンデュエット曲、「Catch the Wind」です。
 ボカロ曲の中ではかなり古く、本楽曲がPIAPROで公開されたのは実に鏡音リンレン発売と同日(2007/12/27)。
 雰囲気は爽やかなハウスで、前向きな歌詞が印象的。
 ニコニコ動画に投稿されている音源は若干短く編集されており、
 1間奏と2間奏が8小節短く、アウトロがフェードアウトになっているのが展開面での違いのようです。

 7chat合作では最早おなじみとなった4名に、ゲスト参加のメンバー4名を加え、
 8人で1つの7ikey譜面を作り上げました(ゲスト参加メンバーは担当箇所が少なめです)。
 作品ページはネタばれ回避仕様になっているので、誰がゲスト参加しているのか予想してみるのも面白いかも?

 さて、ティックルさんからも振られたのでこの作品のたどった複雑すぎる経緯を詳細に説明してみようと思います。
 読み物形式でかなり長くなりますがご容赦ください……

◇ ◇ ◇

 そもそもこの合作の発端は実に2009年2月にさかのぼります。
 ちょこまじ合作、そしてDOXF04が終わり、界隈が落ち着きを取り戻したころ、
 「今度は7keyでコラボ合作しません?」と僕がティックルさんに持ちかけたのがすべての始まりでした。
 当初は4月の頭あたりに公開する予定で進めていたのですが、
 1番の終わりまで譜面が通り次は僕の担当部だ、というところで暗礁に乗り上げました(←諸悪の根源)。
 そのまま合作は記憶の彼方へと葬り去られ、2年の月日が流れました。

 そして2011年2月。あいすさんや僕のリメイク合作が次々と動きだした頃、
 思い出したかのようにこの曲の譜面をいったん水に流し、メンバーを募ってリレー合作する計画が上がりました。
 このころは7chatも今以上に盛り上がっていたので、滞りなくメンバーが6名集まり制作開始に。
 途中までは順風満帆に進んだものの、2番の頭に差し掛かったあたりから進捗が遅々とし始め、
 3年後、結局2番Bメロまで完成した時点でこのリレー合作も頓挫してしまいました。
 流石に3年も経てば当時活動していた人が活動停止気味、ないし活動停止していることはよくあることで、
 合作メンバーも一部は制作から既に手を引いている状態。これ以上の続行は不可能だという結論になりました。
 それから更に2年の月日が流れ――

 2016年7月。多鍵祭'16が告知され、およそ9カ月ぶりのイベントに界隈が沸き立つころ。
 この合作をエターならせるわけにはいかない!と僕は強く思いました。
 前回の合作が頓挫して早2年以上、ここまで止まってしまえばもう時効だろうということで、
 またまた譜面をすべて水に流し、メンバーも一新して合作を再々始動させることに。キーも7から7iへシフト。
 メインメンバーは現在も継続して活動している4名。ここで頓挫すればもう日の目をみることはないでしょう。
 ゲストメンバー4名を迎え、多鍵祭が終わったのを契機に、絶対に折れられない崖っぷちのリレー合作が今再び始まったのです。

 ――そして2016年9月。最初の合作が始動してから実に7年半の月日を経て、
 ついに今作「Catch the Wind」が完成したのでした。

◇ ◇ ◇

 閑話休題。ここからはいつも通り譜面について触れていきますね。

 今回はフレーズ単位で楽曲を12パートに分割し、
 メインメンバーが2パートずつ、ゲストメンバーが1パートずつ担当することになりました。
 僕は2番Aメロ(6番手)と2番サビ(8番手)を担当しています。
 2Aではボーカルパートにスネアやらでいろいろと肉付けをするような構成を試みました。
 2サビは結構悩んだ部分です。ストリングス、パーカッション、ブラスといった要素を見つつ、
 程よく全体を使うように心がけた結果こんな譜面内容に。
 ラストのZ↑交互はここまででZと↑が少なかったのでせっかくなので補充してみました(何

 譜面全体をみると、入りは非常に緩やかな一方後半に進むにつれてどんどん難しくなるという謎傾向に。
 この手の長めのボーカルものでは後半の方が難しくなるのはよくあることだと思いますが、
 今作は冒頭が非常に簡単なのでその結果こういう落差になったのかなとか分析しています。
 譜面全体の平均密度は296APM程度ですが、ラスサビ以降の平均密度は481APMまで上がります。
 ただこの難化の流れは2番の僕→かみやんさん→僕の流れで決定付けられたといっても過言ではなく、
 そういう意味で実に申し訳なく思っています(^o^)

 その傾向に追従する形で、パート進行に伴ってどんどん速度が上がっていくような変速が導入されています。
 1パートごとに0.03倍速ずつ上がっていき、最終的に約1.33倍速まで加速します。
 速度の低い前半は難易度も低いので、きつい類の変速ではないかと思いますね。

 この手のリレー合作では矢印色は制作者に対応させるのが常でしたが、
 今回はせっかくのパートがはっきり分かれたデュエットものだということで、
 矢印色はボーカルパートに対応した内容に仕上げてみました。
 ミクパートはこの色、リンパートはこの色になっています。斉唱パートは2色が同時に出てきます。
 歌詞表示もミク、リン、斉唱でそれぞれ色分けしているので参考にどうぞ。

 最後になりましたがメンバーのみなさんへ、この度は本当にお疲れ様でした。
 2回目の頓挫のときにエターなることも覚悟していたのですが、
 最終的に完成までもっていけてほっと一安心しています。
 エターならずに済んだのはひとえに皆さんのおかげです。本当にありがとうございました!

◇ ◇ ◇

 なお本作はCross Walker開設12周年の日にあたる、2016年9月15日に公開されています。
 この場をお借りしてティックルさんへ、サイト12周年本当におめでとうございます!