選曲および第4・第10パート担当のizkdicです。
なお他の作品でも制作者表示と色変化・レート設定は僕がやってます（謎

mieさんの「桜」。チップチューンな感じの導入から一気に色がつき、
そこからmieさん節全開の和風ワールドが展開される、心に響く楽曲。
終盤の大サビを繰り返しながらフェードアウトするさまは、
まるで華やかで儚い桜吹雪が舞い散っているかのよう。
mieさんの和風曲の中でも、特にお気に入りの1曲です。

選曲をしている、ということは一度制作しようとした楽曲になるわけですが、
実はこの曲、夏祭り2008に出した「izkdic's spatiotemporal travel」の、
春ステージの曲として使用させてもらおうと考えていた曲でした。
しかし、ラストの大サビ繰り返し+フェードアウトに合う構成がどうあがいても思いつかず、
そのまま挫折してしまったという経緯を持っています。
今回ティックルさんの提案で挫折曲合作を行うことになりまして、
個人ではダメでもリレーでならいけるんじゃないかと思い、
本楽曲を提案させていただくことになりました。
ちなみに当時の想定ツール難易度は6程度だったのですが、
なんと合作版では12まであがることになってしまいました（＾o＾）

前半パートは導入部を受けての最初のメロディー部から。
最初ということでストレートに旋律を追いました。
その後はベース意識に走ったり和打楽器を簡略しながら追ったりしてますが、
密度に関しては上げすぎないように注意しましたね。

後半パートは華やかな桜吹雪パートのラスト。
とはいっても僕のところはほとんどフェードアウトするだけなので、
フリーズなどを用いて簡略しながら、見た目の良い構成を目指しました。
ここより前ではティックルさん→ショウタさん→あいすさんと続く、
16分主体の大らかな旋律主軸配置が続くので、
それを味わった後に、僕パートは緩く締めてもらえれば幸いです。

BPM95とゆっくりなのもあって、後半は特に16分が多いですが、
極端に難しい部分もなくツール難易度は逆詐称。
ティックルさんパートの16分+おにぎりか、ぷろろーぐさんパートのおにぎり4連が難しい程度で、
あとは基本的に緩やかに押していける配置になっています。
曲時間も5分弱と長めなので、ゆったりと遊んでいただけると嬉しいですね。

個人ではおそらく今作っても形にならない楽曲だったと思いますが、
リレーで、かつ見所の部分で次々と制作者を移していくことで、
いい感じに映える内容になったんじゃないかなと。
付き合ってくださったみなさんへ、この場を借りて心からのお礼を。
本当にありがとうございました！

ちなみにこの譜面、合作の中では10パートと分割数が多いにもかかわらず、
一番乗りで完成した譜面でした。夏祭りのおよそ8か月前の出来事。
こんなに早く完成するとは思わなかったですね（謎

第1パート(A)と第7パート(G)を作りました。
この合作にしては珍しく、難化しなかった譜面の1つです。

第1パートは導入部ということで抑え目に。
変に拾うと難易度を上げる要因になるので、リズムに徹しました。
第7パートは終盤の入りの部分で、この曲の盛り上がりにつながるところです。
ゆっくりと左右に散らすような配置にしてみました。
ここまで来ると16分が多くなってきますが、そこはBPMの力でカバー(？)

全体としてうまくまとまった譜面になったと思います。
他の方も言われていますが、いろんな意味でリレーらしい譜面だと。
リレーのご相手、ありがとうございました！

・・・ちなみにこの作品は木属性になっていますが、
フルコンを取ると曲タイトルに少し変化があったりします。
長めの曲なので、気が向いたときに気にしてもらえれば。

第2パートと第6パートを作りました。
第2パートの方は導入部と言う事でティックルさんに引き続いて4分中心のゆったりめの譜面。
第6パートはメロディ2順目と言う事でメロディをほとんど取らない譜面にしてみました。
そして油断していると、もしかしたら油断していなくても、
コンボを切るような配置があるので注意してください(
かなり繰り返しの多い曲ですが、リレー形式にした事でバラエティに富んだ作品になったと思います。
リレー合作の良さが上手く引き出されている譜面ではないかなと。

第3パートと第9パートを担当しました。「3の倍数である and 6の倍数ではない」
第3パートは導入部分なので次第に密度を高める感じです。
4連縦連がありますがBPMが遅くキツイ連打ではないと思います。

第9パートはショウタさんに続く「乱れ桜パート」の後半部となります。
こちらはほぼ16分の構成となっていますが、フリーズアローが加わった感じです。

Eパート及びHパートの担当でありますショウタです。

この挫折曲合作中で最もBPMが低い曲であり、譜面も終盤に難所があるものの全体としては緩やか。
制作においては他に比べてかなりスムーズに進み、早々に完成した譜面の1つとなりました。

Eパートは前後半いずれも8分打ちと同時押しがベースですが、より自分が好きなのは前半でしょうか。
ファミコンっぽい裏音を拾いつつ、その音階の流れについていく形で、
ドラム音の部分を同時押しにするという構成。
ここら辺の、同方向を絡めた打ち応えに面白さを感じて貰えるといいなーとかｗ

Hパートの方はいわゆる「乱れ桜パート」の一節です。
同一フレーズの繰り返しの中で頻繁に譜面担当が入れ替わっており、
各制作者の個性もより感じやすくなっているかもしれませんね。
僕の配置は、桜吹雪の効果音(？)に合わせた氷矢がポイント。

そんなこんなで、メンバーの皆さんお相手ありがとうございました！