七鍵祭'10
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  • 対談 (ティックル & YNQ)
特別対談

祭スタッフとして裏方で頑張っていためばるさんからの提案で、運営二人のインタビューを行うことになったのでした。

祭の裏話など盛りだくさんの内容でお届けします。

〜この対談の登場人物〜

ティックル

YNQ

めばる


  始まる対談


では、はじめます。
本日はよろしくお願いします。

よろしくお願いしますー

よろしくおねがいしますー

じゃあまずは無難なところから、七鍵との出会いについて語っていただいてもよろしいですか?

自分は七鍵に出会ったのはO2jamですねー ダンおにではなく。

なるほどー。ではO2jamでやって面白かったから、それをダンおににも、と思われた感じですか?

O2jamは薦められてちょっとだけやったんですが、そのときのキー配置が新鮮で楽しかったのと、ちょうどダンおにのswfをいろいろ弄っている時期だったのと重なって、うまく使えないかなーとは考えてましたね

そこから7keyが始まった、と。

実際にはもう一押しがありましたけどねー
7key作ろうとした人がいるんですよ
別に

ティックルさんより前に、ということですか。

ですねー
一人はfixyさんで、画像だけだったけど8keyみたいなのを前に作ってて、もう一人はTAKADRAさんで、今とは違う配置の7keyを作ろうとしてました
5keyスタイルに斜め(VとN)を加えた7keyという形で。
まぁこれなんですけど

この7keyは今の7ikeyに似てますね。
やってみたらだいぶ手が窮屈になりましたw

これはだいぶ混乱するステップゾーンの並びですねw

やはり押しやすさを考えると今の7keyの並びがベスト、ってことなんでしょうか。

この案が元で、それならO2jamっぽくしたら面白いだろうということで変えたのが今の形です

なるほど。

おにぎりが真ん中なら、よりダンおにっぽいですしねw

開発段階での苦労話なんかは(多々あるとは思いますが)どうでしょう。

ある程度改造した後だったので、7keyに関して特段苦労したことはあまりないかもしれませんね
もちろん改造要素はいろいろあったんでしょうが、好奇心でいろいろ進めていった感はありますねー

好奇心ですか。何かティックルさんの根底にあるものを垣間見た気がしますw

あとソースですが、最初は誰でも配布していい訳ではなかったんですよね

…と言いますと?

たまたま配布元のisoさんがソース配布元のO-Toroさんに掛け合ってもらって配布していいよ、となったからソースが配布できたわけで。
7keyができても、ソースが配布されてなかったら今のようにはならなかったのかなあと

ダンおに界の黎明期ですね。
現状だと誰でも簡単にソースを手に入れることができて、ダンおにを作れるわけですが、そういった時期からいらっしゃるティックルさんとしては今の状況に対して何か感じるものはございますか?

いろいろ加えていった結果、ソースの中身は複雑にはなってますが基本的なところはそんなに変わってないんですよね
改造する部分は以前とは変わりましたが、これはこれでいいのではないかと
ただ、数名でもソースの引継ぎやもっとよりよくできる人がいたらいいな、と思うことはあります\(^o^)/

「いじらなくても最初から色々ついてるし、dosに書いて色々変えられる」ということでどんどんソースがブラックボックス化している感があるので、これからソースを理解しよう、と思っている人にとってちょっととっつきにくくなっているのかな、とは思います

そのためにwikiでいろいろ書こうとはしてますけどねー

確かに、ちょっといじってみよう、といってすらすらっといじれるものではないですね。
何人かのソースを見比べてみたこともあるんですが、皆さん色んな書き方をなさっていて、さっぱりでしたw

  七鍵との出会い


では、続きまして、YNQさんのダンおにの七鍵との出会いについてお伺いします。

出会いですかー

まず確認したいんですが、beatmaniaやpop'n musicなどの「音ゲー」との出会いとダンおにとの出会いは、どちらが先でしたか?

1998年に当時社会現象化してたDDRブームに乗っかり、親が家に家庭用DDRを買いこんできたので、それはほんの少しやっていました。

社会現象でしたね。あれは私も少しやりましたww

まあそれは一時のブームだったので、ほんとに少ししかやらずに熱は冷めてずっと放置していたんですけれども。
ちなみにあの頃のDDRのサントラは、50万枚くらい売れて、今でもゲームサントラ売上枚数の最高記録なんだとか。

バタフライとかが入ってるやつです?

ですねー
(曲目確認してたら懐かしすぎてここに列挙したくなったけどあまりに脱線しすぎるので割愛)
それで、自分がダンおにを知ったのは2005年の春ごろで、DDRにちょっと触れた以外は音ゲーなんてほとんどやっていなかったので、ダンおにと出会った頃の音ゲー経験値は一般人程度だったと思います。

ダンおにが先だったんですね。

そうですね。一応どうやってダンおにを知ったのか書いてみると、
中二病→おもしろフラッシュ倉庫→み〜やさんの「Nightmare City」→第3回紅白FLASH合戦→isoさんの作品
て感じになります。

フラッシュも全盛期でしたからね。

ですねー

制作サイドに移ったのはいつです?

2005年の4月頃にダンおにを知って、それから遊びまくって、気がついたら夏祭りなるイベントがあるようだったので参加してみようと。

速攻ですねw
その頃はまだ5鍵だけですよね?

そうですねー、その頃は7keyが苦手で5keyの方が得意だったので。

転機はいつでしょうか?

自分がダンおにやり始めた頃はほとんど5keyしかなかったので7keyをあまりやらないのもあまり苦手だったのも当然なんですが、そういうわけでダンおにはずーっと5keyばかりやっていました。
その一方で同じ時期にゲーセンの音ゲーに手をつけ始め、そちらの方に全精力を注ぐ日々が続いていました。
転機が訪れたのは、2006年、最初の7key festivalあたりでしたね。
普段は7keyなんてどこ行ってもあるものではなかったのであまりやってなかったんですが、まあ祭だったら遊びますよね。

遊びますね。
そこで、はまった?

そしたら、今まで全然7keyなんてやってなかったのに、なぜかめっちゃ押せるようになってたんですよ。
アーケードの音ゲーで稼いだ経験値が活かされていたらしく。

相乗効果ってやつですね。

ですねー
それからはもう「うおー楽しー」って言いながらどんどん難しいのにチャレンジしていってどんどん上達していきました。

7keyを最初に作ったのは7fes'07からです?

そうですね。
プレイヤーの限界に挑戦するような難譜面を作ろう、というような心意気で作ったので、当時としてはかなり吹っ飛んだレベルの譜面だったと思います。
今ではフルコン者も出てるあたり、難易度のインフレって怖いですねって感じですがw

ピアノ練習曲「鬼火」ですね。難易度50。
確かに、いまだともはや「普通」になってしまっているかもですw

当時は自分もクリアできるかどうかギリギリになるように難易度調整して作っていたんですけどね。。。

それが今となっては・・・

まあそんな感じで上手くなってくるとどんどんもっと難しい譜面をやりたくなるけれど、そんなに難しい譜面作る人なんてあまりいない→自分で作ればいいじゃない!という発想になり、プレイヤーの視点をガン無視した難譜面ばかり作る制作者になったというわけですね。

なるほど。YNQさんの今に至るまでの過程がだいたいわかった気がしますw

  七鍵祭の話へ


さて、7fesの話題が出たところで、お二人に「7key festival」についてお伺いしたいと思います。

はい。

了解ですー

まずはティックルさんに質問です。最初に七鍵祭を開かれたのは2006年ですよね。何かきっかけなどあったんでしょうか?

きっかけは7keyの加速スレになりますね
20レスごとにリクエストを出して、次を踏んだ人が7keyを作るスレ

ふむふむ

間隔が短かったのと、当時そんなに作品が無かったので、割と気軽にリクエストできて、それがすぐに作品として作られる
スレをきっかけにして7key作り始めた人もいましたし、その中で7keyFesやりたい、という声が大きくなって開催に踏み切りました

やはりまとまって楽しめる「祭り」の方がいいだろうということですね。
その時の感想などございますか?

新しいことをやる、という意味では共通認識だったDOCFとの同時開催でしたが、やはりちょっとやるのが早すぎたのか、反発もありましたね
最初にやった七鍵祭って、普通に夏祭りの時期だったわけで。
この辺の流れはYNQさんも知っていることだとはー

一方自分はその頃Standard Festivalのオープニングを作るのに必死でした

\(^o^)/

まとめwikiを見る限りだと、相当濃厚な一ヶ月だったようですね。

確かに祭り自体は今からすれば小規模でしたけど、やってよかったなと思いましたね

夏祭りが4つに分割されて乱立という、他に類の無い混沌でしたからね

最初に持ち上がったのが七鍵祭とDOCFだったのが原因だった気がしないでも(ry

それでも、翌年に7key Festival '07が開催されたということは、企画自体は好評だったということですよね。

いや、どちらかというと最初は強行的に開催決めた感があります\(^o^)/

\(^o^)/

\(^o^)/
やってやるぞ!、って感じですかね?

本スレに宣伝しに行ったら、反発とスルーばかりで(ry まぁあのときは自分も少しやりすぎた感がありますが/(^o^)\

おっとwww
しかし終わってみれば33名、54作品の投下と。

それでも人が来たのは、チャットや夏祭り運営の配慮が大きかったと思いますねー
+、去年主に参加された方とか。

ちなみにその頃YNQさんは何してました?

難しい7keyはまりたての頃だったので、張り切って7key初作品を作って出してましたねー。
当時はまだ完全に一人の参加者でしかありませんでした。

なるほど。YNQさんが主催に入ったのは'09からですよね?

ですね、去年からですね

やはり水面下での交渉があったんでしょうか。

まあその頃の自分は7keyだいすき状態で、7chatにも割と日常的に通ってた感じで。
正直ちょっと運営ヤッテミタイカナーくらいに思ってたんですよ。
で、そしたらある日ティックルさんのサイトの日記部分で「次の7フェス一緒に運営する人募集」なんて書いてあったもんですから、すぐにチャットで言ってみたら、すんなり運営になっていたのでした。

なるほど。
その頃ティックルさんはちょうどスタッフ不足だった感じでしょうか?

ちょうど卒業〜会社入りたてのころで、スケジュールがまるで読めなかったんですよね

あ、それで一人だときついですもんね。

開催することを決めたまでは良かったものの、もし撤回することになったらどうしようみたいなのがありましたね

確かに、それはあってはならないww
で、釣ってみたところ見事釣れたと。

www
実際祭りの開催時期が引越しの時期と丸被りしまして、こちらの予想は見事に的中(ry

なんとww

そういう意味でも、本当に助かりましたね今年ももちろんですが\(^o^)/

まあ祭一人で回すのは色々しんどいですからねー。。。

主催は下準備もそうですが、当日が近づくと本当に忙しくなりますもんね。。。
特に「これが大変だ」とかってありますか?

たとえば、大体〆切の前日から当日くらいで全体の1/3から半分くらいの作品が届く訳ですよ
それらのテストプレイをこなすことですとか

あー、それに関しては…全製作者を代表してごめんなさいというほか…

自分は〆切過ぎてから提出した祭がいくつもあるので何も言えないんですが(←
あと、二人いれば分担できるから大分ラクなんですが、一人だと当日の作品投下なんかも回すだけで精一杯ですし。

\(^o^)/\(^o^)/
メールの返信に関してはちょっとYNQさんに応援頼むくらいでしたねー
投下順判断するためのプレイ回数が取れたかというとその辺は十分ではないと言わざるを

限られた時間であれだけの数をこなさなくてはいけないですからね。。。
今年は結局どれくらいの数集まったんですか?

88作品ですねー(本作品に限れば
(去年は75作品)

そして今回は「3時間でダンおにを作れ!」という企画もありましたね。

あれは元々去年の9月に自分が内輪で同じような企画してやったことがあって、
(まあそれの元にBREAKというイベントがあるんですが、もうまとめサイトも消えちゃってるし割愛)
それが結構面白かったもんで、〆切日翌日という皆さん祭に向かってみなぎっているであろう時にやってみたら面白いんじゃないだろうかということで、あの日程で実施することになりました。

案の定というか、結構な作品数集まっていましたね。
率直に聞きますが、成功ですか?

予想以上に多くの方に参加していただいたし、特に普段じっくりじっくり譜面を練り上げるような方にまで参加していただいたので、成功したと言っていいと思います。

反省点や課題はありますが、全体としてみれば成功ですね
最初の1,2回はいいんですが、連続して作ると作り疲れというか、そういったのが起こるんですよね
このイベントの特徴なので割とどうしようもない部分もありますが

なんていうか、部活のトレーニングみたいですよね。ダンおに作り3時間×3!とか。
楽しめるうちはいいですが…といったところでしょうか。

まあ自由参加なのでその辺はほどほどにやってもらえばという感じですが。
自分みたいな怠惰な人間は〆切がないとダラダラ制作してしまいがちなんですが、こういうイベントのように「作らなければいけない」と強制的に思わせてくれるようなものがあるとパッと作ることができるので、その点がこの企画のよかった点の一つじゃないかなーと思います。
加えて、他の制作者がどんな発想で譜面作ってるかを垣間見るのには絶好の機会なんですよね。同じ時間に同じ曲で頭悩ませて、その結果をすぐに見ることができるわけですから。

お二方とも参加していらっしゃいましたよね。どうでしたか?

正直配置がどん詰まって今にも逃げ出したいような、制限なしでただ作ってるだけだったら絶対もう投げだして遊んでるなっていう状態だったんですが、「3時間だから!」ってことでどうにか完成させました(遅刻ですけど)。
祭とか関係なしに、たまーにやりたいイベントだと思います。

締め切り後翌日のイベントだったので、羽伸ばすつもりで参加しました。いい気分転換になりましたね
11Lを作ったのは、実際に本作品で11Lが無いのを知ってたからというのもありますが(←