Dancing★Onigiriのキー数紹介をパターンに分類して紹介します。
基本的には多鍵祭'16と内容は同じですが、一部情報を付加したりしています。
(2015年のキー数紹介は多鍵祭'15のリンクより)
キー数の説明にキーボードのイメージ図を載せていますので、
どういう感じで打てばいいかの参考になれば幸いです。
黄色・水色が対応キーを表し、オレンジ・空色は代替キーであることを表します。
Dancing★Onigiri(通常ダンおに、Dan★Oni)は、
リズムや音に合わせて画面上を流れてくる矢印が、
画面上に固定して表示されている矢印(ステップゾーン)と重なった瞬間に、
その矢印に対応するキーを押すゲームです。
2003年にO-toroさんがソースを公開して以降、
さまざまな作品がダンおに製作者を通して公開されています。
ダンおにの多鍵は、このステップゾーンのパターンを拡張して作られたもので、
現在は5keyと7keyを中心に、多くのキーが存在しています。
◆参考リンク(外部リンクへ飛びます)
◆オプション・キーコンフィグについて
Dan★Oniにはオプション画面があり、ここでさまざまな設定を行うことができます。
多鍵によっては、独自のオプションがあるものもあります。
詳細についてはDan★Oni Wikiのページもご覧ください。
No | 名前 | 概要 | ||||||||||
1 |
譜面選択 |
複数譜面がある場合はここで変更します。 |
||||||||||
2 |
ハイスコア表示 |
現在のプレイ回数、ハイスコアを表示します。 「Save」をOFFにするとハイスコアを保存しません。 |
||||||||||
3 |
速度変更 |
0.25単位で矢印のスクロール速度を変更できます。 横に付属するゲージバーでも変更できます。 |
||||||||||
4 |
スクロール方法 |
Dan★Oniの既定では、下から上に矢印が流れるのがデフォルトです。 ReverseをONにすると、上から下へ流れてくるようになります。 |
||||||||||
5 |
クリア条件設定 |
|
||||||||||
6 |
プレイアシスト設定 |
一部または全部をプレイアシストします。「ALL」は鑑賞モード。 |
||||||||||
7 |
環境設定 |
|
||||||||||
8 |
キーコンフィグ設定 |
現在カーソルが当たっている箇所に対して任意のキーを押すことで、 対応キーを変更することができます。リセットする場合は「Default」ボタンを押します。 |
対応キーに対し、指の位置がほぼ決まっているパターン。
いわゆる崩しがないため、演奏感のある譜面が作りやすい傾向にあります。
大階段が映えるのもこれらのキーの特徴です。
おにぎりを中央に、左右に3つずつ並ぶキーが7keyです。
おにぎりは階段の一部にも、5keyのような裏打ち、強調にも使用できるためいろんな使い方ができます。
3つ押し以上の同時押しがきれいに嵌りやすく、使い方によって譜面を軽くも重くもできる幅広さがあります。
7keyを拡張し、両方に上キーがくっついた形が9Akeyです。
5keyを両手で使うキーにも取れるのでダブルプレイとも呼ばれます。
デュエット曲など左右を意識した曲で使われることが多い傾向にあります。
◆9Akey(ダブルプレイ)の別キーコンフィグ
9Akeyには2種類のキーコンフィグがあります。
現在は右側を「J K I L」に当てる9Akeyが主流ですが、
この部分を矢印キー「←↓↑→」に当てたのが初期のキーコンでした。
5key片手をやったことがある方なら、こちらの方がなじみがあるかもしれません。
7keyを横に拡張し、「A, +」キーがくっついた形が9Bkeyです。
7keyよりもダイナミックな表現が可能で、ピアノ曲でよく使われる傾向にあります。
矢印キーに、ギコ・おにぎり・イヨウのキャラクタが「Z X C」に対応する変則7keyです。
スペースキーを使わないために軽快な配置が可能で、横の広さから演奏感も出せるのが特徴です。
ところによって5key、7keyのような使い分けができるのはこのキーの強みと言えるでしょう。
7iのキャラクタの部分が5つになったキーです。
キャラクタと矢印のスクロールが逆になっており、左右を分離するような構成が映えそうなキー構成になっています。
手をダイナミックに動かす、指移動が存在するパターン。
複数のキーを合成した形になっており、楽曲の流れやポイントでこの指移動を使うと強い印象を与えることができます。
上下から矢印が降ってくるのも、このパターンの特徴。11keyを始めとして、派生キーが多く存在しています。
11key / 11Lkey / 13key[TP] / 15Akey / 15Bkey / 14ikey / 16ikey
難易度表など一部のサイトでは、難易度とは別にA~Gの記号がついています。
これはMovレベルと呼ばれ、指移動型キー(17keyを含む)の持つ手の移動/Alt成分を難易度とは別に表記したものです。
譜面の難しさには依存せず、指移動型キーのテクニックが必要かどうかが重視されます。
詳細については次のページもご覧ください。⇒ [ Movレベル基準について ]
5keyと7keyを組み合わせたような形を持つのが11keyです。
双方の表現がどちらもできるため、場面に応じて5keyや7keyを切り替えるといった表現もできます。
5key部(矢印キー)と7keyの右側(J K L)を右手で処理する「右手移動」、
5key部と7keyの右側の両方を取る「左手移動」や「クロス移動」によってダイナミックな表現が可能なのが大きな特徴です。
◆11keyの用語
11keyには、そのテクニック性についてしばしばいろんな用語が使われます。
そんな11key特有の用語をまとめてみました。
11keyでは、指の数以上にキーがあるので、プレイ中に手を移動させる必要があります。
この移動の基本となるのが、右手移動です。
5key部(矢印キー)と7keyの右側(J K L)を右手で処理します。
譜面配置としては、7keyの左側(S D F)やおにぎりを間に挟むと、
比較的無理なく移動できます。
元々は「Alternate」(交互)より。
上下から矢印が一度に(継続的に)やってくることを指します。
上下スクロールの状態は8分交互などが視認しにくく、
そのためAltがきつい場合はスピード(倍速)を上げてこれらを対処することが多いです。
(スピードを上げると間隔が広がるので、見切りやすくなります)
Movレベルでは、補正成分(+や↑)として表現されます。
7key左側(S D F)と5key部(矢印キー)の組み合わせは7ikeyに通じるものがあり、
おにぎりと絡ませてさまざまな表現ができます。
4分往復、8分往復とも。
短い間隔で、移動を折り返すこと(5key→7key右側→5key もしくは、7key右側→5key→7key右側)を指します。
左手を含めた等間隔の往復(同時押し)は譜面にアクセントを生みます。
Movレベルでは、C以上の譜面が該当します。
5key部(矢印キー)と7keyの右側(J K L)が同時にやってきた場合、
右手移動の方法では矢印を捌くことができません。
このとき、左手を伸ばして7keyの右側(J K L)を捌く方法が左手移動です。
左手移動及び、後述する変速右手移動、クロス移動はうまく入れると大きな効果を生みますが、
間違った入れ方をしてしまうと全く打てない譜面にもなり得ます。
使う場合は入れ方をよく考えてから配置した方が良いと思います。
実際では、いずれも単発的に使われるケースが比較的多いです。
Movレベルでは、E以上の譜面が該当します。
5key部(矢印キー)と7keyの右側(J K L)が同時にやってきた場合で、
かつ7keyの右側(J K L)が常時動いている状況では5key部(矢印キー)側が対処できません。
このとき使われるのが、左手で5key部(矢印キー)を捌くクロス移動です。
Movレベルでは、F以上の譜面が該当します。
7keyの左側(S D F)が動いている状況で、
5key部(矢印キー)と7keyの右側(J K L)が同時もしくは連続的だが規則的の場合に
使われることがあるプレイングです。
右手を傾け、「L」と「→」、「J」と「←」などを右手で処理します。
キーボードの配置によっては、この方法ができない場合もあります。
Movレベルでは、F以上の譜面が該当します。
5key部(矢印キー)と7keyがほぼ同時にやってきた場合に求められるプレイングです。
文字通り、7keyを左手で処理します。
実質移動なしでプレイできる方法ですが、
このレベルになってくると7keyの両手同時押しを含む譜面(物量)を捌くことも多々あり、
7keyを左手でゴリ押すのは多くの場合、厳しいです。
クロス移動と同様、ポイントで使い分けて処理することになるかと思います。
Movレベルでは、基本的にG(一部Fを含む)の譜面が該当します。
11keyの左手版の11Lkey。左手が担当するキーは7~8個と、癖の強いキー構成です。
左手側のキー配置はいずれも隣接しており、ちょっとした移動であれば手が届いてしまう距離にあります。
これを利用した上下を跨ぐ同時押し(二次元配置)は強い印象を与えるのに効果的で、このキーの特徴と言えます。
11keyと比較して指移動しやすいため、場面に応じた変化というよりは11個のキー全体をフルに使う譜面が多い印象があります。
◆11Lkeyの用語
11Lkeyについても、そのテクニック性についてしばしばいろんな用語が使われます。
11Lkeyでは、7key左側と5key部分は隣接しています。
このため左手のみで(斜めに押したりするなど)対処することが多いです。
「W E 3(4) R」と「S D F」を二次元平面と捉えて、その間を自由に移動できることから
こういった配置をしばしば「二次元配置」と呼びます。
こうした二次元配置も、使いどころを考えて使うことで効果が上がります。
11keyとは違う、11Lkeyの特徴の一つだと思います。
11Lkeyにおいて、手前のキーと奥のキーを同時に1本の指を(文字通り)寝かせて叩くことを指します。
「S」+「W」、「D」+「E」、「F」+「R」、「3」+「E」の同時押しの組み合わせが該当します。
見切りのしやすさに反して押しにくい組み合わせで、単発に限れば2つの指で押すことも可能です。
ただ、たいてい寝かし押しのキーワードが出るときは連続的に寝かし押しが来ることがほとんどです。
11Lkeyでは、基本的に左手で処理する移動が多いですが、
パターンによってはどうしようもないものもあります。
そういった場合、右手が左手側に移動(出張)して押すことがあり、
これを右手移動と呼びます。
11keyのものとは違い、左手の手元に侵食したりしてくるため、また違った難しさがあります。
11/11Lkeyなどの移動系キーにのみ存在するオプションで、
StepAreaにて設定ができます。
上下スクロールの状態を排し、一列に並べたオプションですが、
移動タイミングは色で判別する必要があり、実質的な難易度が低くなることは基本、ありません。
とはいえ、制作側や移動解析という観点からすると
どういった配置を想定していたのかという譜面の別の一面を捉えることができ、
解析性の高い11Lkeyや12keyなどにとっては面白いオプションだと(個人的に)思います。
5keyと9Akeyを組み合わせたような形を持つのが13keyです。
矢印キーの組が3つあることからトリプルプレイとも呼ばれます。
下段の9Akeyが持つ両方の↑キーを使うことで、11keyとは違った表現ができるキーです。
11keyと11Lkeyを組み合わせた形を持つのが15key[TypeA]です。
双方の特色を持っており、11keyのダイナミックな移動に加えて11Lkeyの二次元配置もできるという、欲張りなキー構成になっています。
7keyの上に9Akeyが乗っかったような構成になっているのが15key[TypeB]です。
移動がしやすい11Lkeyの特性を活かし、上下に駆け回る移動ができるのがこのキーの特徴です。
7ikeyと7keyを組み合わせた形の14ikey。
元々はキー変化作品の一部だったものが独立したキーになりました。
11keyの移動に加えて、SDF/ZXC間の11Lらしい移動もできるキーです。
キー配置や11Lの影響で、リバースにしたり「ZXC」を「WER」にキーコンするプレイも見られます。
7ikeyと9Bkeyを組み合わせた形の16ikey。
元々はキー変化作品の一部だったものが独立したキーになりました。
11keyの移動、14ikeyの二次元配置に加えて、9Bkeyのダイナミックな配置ができるという贅沢なキーです。
さまざまな表現性を秘めています。
状況によって対応キーの打ち方を変えるパターン。
自由度が高く、その分そのキーに特化したいろいろな打ち方ができるキーと言えるでしょう。
その特性ゆえか、癖のあるキーが多いのも特徴の一つです。
Dancing★Onigiriの代名詞とも言えるおにぎりが、矢印キーの横についたものが5keyです。
矢印キーとスペースでプレイする、片手5keyの打ち方が一般的です。
キーコンフィグが普及してからは、7keyに近い「D F J K スペース」「D F J K L」といった明確に両手で5keyをするスタイルと、
同じ矢印キーとスペースでも、状況により両手に持ち替えてプレイする両手打ちがあります。
両手5keyを行うメリットとしては、同時押しが多重に連続する場合に両手で打つことで負荷を軽減できるメリットがあります。
一方で、矢印キーに集中するためおにぎりの多い譜面には不向きと言われています。
シンプルながらいろんな打ち方・譜面幅のある5keyは、
見方によってはバランス型・スクラッチ型にも取れる部分があり、ある意味で万能だと言えます。
Dancing★Onigiriに存在するキーの中で、特に癖の強いキーがこの12keyです。
キーボードを縦に使用し、左右の指で矢印を分担しながら処理します。
上段(U I 8 O)、中段(J K L)、下段(N M < >)と矢印のやってくる場所を押さえながら捌く必要があり、
どう押せばいいかは状況によって変わってきます。
ある程度基本となる型を自分の中で持っておいて、必要に応じ崩していくのがこのキーの特徴です。
◆12keyのキー配置について
(Cross Walker内の記事「(私的)12keyの遊び方」より再構成)
12keyはパッと見てどう対処すればいいかわかりにくいキーですが、
キーボードと照らし合わせることで、どういったキーかを見ることができます。
ここでは便宜上、対応キーを3種類の色で表現することにします。
見極める上でポイントとなるのが、「U」と「J」、「I」と「K」、「O」と「L」の位置関係です。
キーボード上の横の位置がちょうど揃っているのがわかりますか?
こうした位置関係を把握することも重要です(12keyに限らず)。
◆12keyの運指例
12keyは自由度の高いキーです。
自分の基本型を1つ持っておくと、取っ掛かりができるので上達しやすいと思います。
(他のキーに関しても、基本は同じです)
真ん中を軸に、人差し指と中指だけで分担するようにします。
7keyや両手5keyが浸透しているDan★Oniでは取っつきやすい打ち方かもしれません。
この打ち方のポイントは、各ライン(紫・水色・青)を押さえながらプレイできるところで、
「どちらでも打てる」ではなく、一旦このキーはこの指、と決めてしまうところにあります。
各ラインがしっかりしている譜面はもちろん、
ライン跨ぎが発生する譜面でも使える打ち方です。
下段が階段状(ジグザグ)の場合に打ちにくいというのが弱点ですが、
初めのうちは気にしなくても大丈夫でしょう。
下段がほぼ1つの指=1キーに割り当たる打ち方です。
下段の階段や、隣接した同時押しを捌くような配置に強いです。
「各段分離型」の弱点を補った型とも取れます。
一方で、おにぎりは基本小指で捌くことになることと、
全体的に両手が接近してぶつかり合う可能性がある点は注意が必要かもしれません。
場合によっては、キーコンのTypeB(両手を離すキーコン)を使うのもありでしょう。
12keyでは、状況により段を大きく跨った配置が来ることがあります。
そうした場合に特化した打ち方の一つです。
実際に両手をこの形にすることは少なく、
左手は「段跨ぎ型」、右手は「各段分離型」のようにするケースもあります。
状況に迫られたときに、片隅に置いておくといいでしょう。
◆12keyの開始時の構え方
特にルールは無いのですが、基本的に下段側に構えるのがおススメです。
いろいろ試して、自分なりの型を決めておくのが良いと思います。
癖の強いキー12keyに対し、さらに左右の斜め矢印がついたキーが14keyです。
上段が増えたことでさらに幅が広がり、より柔軟な捌き方が求められます。
12keyの強化版の印象が強いものの、代替キーも多いためまた違った特徴を秘めたキーともいえます。
D(ギコ)とK(イヨウ)を中心に4keyが並び、おにぎりが真ん中にある変則11keyです。
キー配置が独特で、必要に応じて手を傾けたりする動作が入ることからこの分類としました。
左右に多くの矢印が並び、真ん中におにぎりがある17key。
現状ソース公開されている中では使用するキーの数が最も多く※、いろいろな可能性を秘めているキーです。
※公開作品の中には17を超えるものもあります。
スクロールをAlternateにすることでキーを9key+9keyに分離することが可能で、
キーの視認性も相まって、注目されているキーの一つになっています。
Dancing★Onigiriの中で別の意味で存在感があるのがこの1keyです。
おにぎりしかありませんが代替キーがあり、それにより通常のおにぎりの山の譜面が別の形に見えることも(?)
Enterなどスクラッチのようなキーがあるパターン。
Dancing★Onigiriではすでにおにぎりがあるため、さらに+αのキーがつくことで違った表現を出すことができます。
7key+Enterが特徴の8key。
Enterは小指で取れる位置にあり、7key右側(J K L)との同時押しのようなパターンも見られます。
9Akey+Enterが特徴の10key。
8key同様にEnterの要素が加わることで、9Akeyにプラスした要素が楽しめます。
Tab+9Akey+Enterが特徴の11jkey。
左右にEnterの要素が加わり、左手もダイナミックな表現ができるようになっています。
下段の7keyに対して、上段が大きく離れているのが特徴の11Wkey。
Enter要素は無いですが、分類的に近い表現ができるのでスクラッチ型に分類しています。
斜めの要素が加わることで、また一味違った構成が楽しめます。